ツナ缶の起源と歴史
ツナ缶の起源とは保存食品を生み出すというところから歴史が始りました。
そこから8年後の1812年にブリキを使用した缶詰の大量生産が始まりました。 缶詰のラベルについては1860年ごろにアメリカのレック・ハウ・アンド・ラーン社の製品に色つき絵入りラベルがありました。 ツナ缶の始まりは1903年にアメリカのカリフォルニア州サン・ペドロのA・Pハーフヒルが最初に作りました。 日本の缶詰の歴史は松田雅典によって始まります。フランス人デュリーから製造法を学び1871年に試作品を製造しました。最初はイワシの油漬け缶詰であった。その時の試作品はフランス製にも劣らないものだったそうです。外国にも輸出され好評を得ました。 1874年に野菜の缶詰を千葉県行徳の山田箕之助がを作っています。 1875年に政府は関沢明清をアメリカのフィラデルフィア万国博覧会に送りました。 そこで製造法を視察し、帰国後大久保利通に工場の設置を進言しました。 その後1877年にアメリカ人技師の指導の下で北海道に日本初のサケの缶詰工場が完成しました。 工場が生産を開始した10月10日は「缶詰の日」とされています。 当初戦争時の保存食として利用されました。 戦争終了後は大量の缶詰が安値で市場に流れました。 1923年に歴史的な天災の関東大震災が発生したときに缶詰普及協会の阿部三虎達が被災者に送り、普及のきっかけをつくりました。 1928年に静岡県水産試験場の村上芳雄技師がマグロ付け缶詰製造の予備試験を開始しました。 |
起源と歴史の年表
世界 | 日本 |
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1795年 | フランスで食品保存法を公募 | 1871年 | 松田雅典が試作品を製造 |
1804年 | ニコラ・アペールのガラス製保存法完成 | 1874年 | 山田箕之助が野菜缶詰製造 |
1810年 | ピーター・デュランドが金属製缶の保存方法を生み出す | 1875年 | 関沢明清が工場の設置を進言 |
1812年 | ブライアン・ドンキンとジョン・ホールがブリキ製の缶の保存法を作成 | 1877年 | 10月10日に日本初のサケの缶詰工場完成 |
1860年 | レック・ハウ・アンド・ラーン社の製品に色つき絵入りラベルを乗せる | 1923年 | 関東大震災時に阿部三虎らが支援 |
1903年 | ツナ缶をアメリカのサン・ペドロのA・Pハーフヒルが最初に作る | 1928年 | 静岡県水産試験場の村上芳雄技師がマグロ付け缶詰製造の予備試験を開始 |
ツナ缶の起源
1928年 | 静岡県水産試験場の村上芳雄技師がマグロ付け缶詰製造の予備試験を4月開始 4月5日に焼津水産学校でアメリカ向け輸出用を試作 |
1929年 | 清水食品(株)創立初のマグロ付けを5年に製造アメリカへ輸出 | 1931年 | 清水市に後藤缶詰所(はごろも缶詰(株)の前身)創立5月 静岡県に缶詰業者が続いて多数誕生、マグロを主製品とする。 |
参考文献 |